嗚呼 2009.10.26 Mon 23:39 | 詩

脳が融け落ちてしまいそうだ
何かがぐずぐず音をたてている
「御前は何」
躯が泥濘のよう

涙に融けて零れ落ちた
融け出す思いが問いかける
「私は何」
心は坩堝のよう



眠ってしまえと誑かす声
このまま眠ってしまったら
沈んでしまえと脅かす声
このまま沈んでしまったら

私はもう私でない


此処で成さなくては
私の場所は見つからないけど
此処で謳わなくては
私の場所は見つからないけど

私が私になるために


落ちてしまえと誑かす声
このまま落ちてしまったら
消えてしまえと脅かす声
このまま消えてしまったら

私がもう私じゃない


此処で成したい
私の場所ではないかもしれないけど
此処で謳いたい
私の場所ではないかもしれないけど

私が私となるために



きっと崩れるのはずうっと先
まだ壊れ始めていないから
きっと崩れるならあっという間
時が来れば容易く手折れる

私はまだ形がある
まだその資格がないのだろう




***

疲れてるのかも。
気分転換してから、寝ます。